デグーはイヌなどと同じように考えると「しつけ」は無理と考えられています。
デグーを見ていますと、確かに排泄物などのトイレのしつけは難しいと思います。
しかし、デグーがトイレをしつけられないからといって頭が悪いといった事にはなりません。
デグーはげっ歯類という動物に属する哺乳類ですが、げっ歯類の飼育動物の中でも特別に賢いといわれています。
ここでは、しつけに関する、デグーの驚くべき能力を紹介したいと思います。
デグーの手乗り
デグーのしつけ方で最もポピュラーなものは手乗りを教える事でしょう。
デグーは基本的には人間を恐れない、好奇心豊かな動物です。
このため大好きな新鮮牧草や乾燥野菜などを手に持って手からエサを受け取るように慣らしていくと、手の上でエサを食べたり安心して乗ってきたりする事も可能です。
デグーは音感も発達しており、鳴き声の変化でコミュニケーションをとることもできますので、こういった「しつけ」の際に飼い主さんが声をかけてあげると、おやつでなくても飼い主さんの呼びかけで近寄ってくるようになります。
手に乗ることを覚えてくれれば、あとは同様のやり方で肩に乗ってくれたり、膝に乗って遊んでくれるといった事もできるので、飼い主さんも楽しいのではないでしょうか。
デグーはこういった飼い主さんとのコミュニケーションができるというだけではなく、一緒に遊んで欲しいといった気持ちから飼い主さんを呼ぶこともあります。
こういったデグーの特殊な能力は、学習力もあるという証拠で、欧米などでのデグーの研究では、ある程度の学習能力や道具を使用する能力が認められたという報告もあります。
日本でも理化学研究所などによってデグーの言語能力や認知能力の研究が進められています。
同研究では「デグーの手には親指のような突起があり、細い棒などを握ることができる」といった報告もあります。
デグーの学習力
デグーを飼育していると、デグーの学習力もかなりあることがわかります。
デグーに名前をつけて呼びながら世話を続けていると、自分の名前を呼ばれたら飛んでくるデグーもいます。
さらに、デグーを怖がらせたりするとその人を記憶していて懐こうとしないといわれます。
デグーの可能性
デグーは可愛くて賢くて何とも不思議な動物ですが、これから飼う人が増えるにつれて、新しいデグー神話が生まれてくると思います。
楽しみですね。
⇒デグーの臭い対策!消臭剤だけではダメな理由!
⇒デグー用品を探す