デグーは、最近になって日本でも飼われだした比較的新しいペットです。
デグーの本来の愛らしさや、良く人に懐くことから、ペットとしての人気も高くなってきてはいますが、まだ扱っているペットショップも多いとはいえず、飼育法も熱心な飼い主の方の試行錯誤によるところが大きいようです。
また、同様の理由からデグーを診療できる動物病院も限られており、初心者がデグーの健康管理を安心して行う環境も整っていません。
しかし、デグーは、しっかりとした基本さえおさえておけば、病気にもなりにくく丈夫で、平均寿命も10年と、比較的長生きする動物です。
けして弱い動物ではありません。
下記にデグーの寿命を縮めてしまう要因をまとめてみました。
飼い主のちょっとした不注意で死なせてしまったといった事を避けるためにも、参考にしてくださいね。
デグーを飼う時の心構え
デグーのような小動物は、一般に小動物特有の本能というものがあって、かなり体調が悪くなっても飼い主にわかるような変化を見せない事が多いと考えられています。
この理由は、多くの捕食動物がそうであるように、自然界では病気であったり、弱ったと見られるだけで、天敵のターゲットになるためです。
このため、デグーのような動物は、たとえ死にそうな状態であっても、倒れる直前まで普通のように食事をしたり元気に飛び回るなど、体調の変化を明確に表に出しません。
こういった本能のために、飼い主が病気の発見を見逃し、手遅れとなる場合が多いのです。
飼い主はデグーを飼う場合に、こういう事情をよく理解しておかねばなりません。
デグーは普通は丈夫ですが、一度体調を壊してしまうと突然死んでしまう可能性もあることを自分だけではなく、デグーを囲む家族にも心の準備として日頃から伝えて置く必要があります。
デグーの死亡例
デグーは基本的な管理さえ満たされれば10年以上も生き、寿命を全うできる動物です。
しかし飼い主のちょっとしたミスで死なせてしまう場合は、本当にかわいそうですし飼い主さんもショックが大きいと思います。
デグーが死ぬのは、高温状態で熱射病になる場合が多いようです。
人間はそれほど暑く感じられなくても、うっかりしていると暑さでパニッック様のショック症状で死ぬといった場合があります。
低温にも強くありません。
10℃を下回る気温が続くと低体温症で眠ったように死亡する場合もあります。
また、飼い主がデグーの扱い方を誤って、体を潰すといった事故例も多いようです。
デグーの尻尾は切れやすいので尻尾を切ってしまうといったトラブルと同様、うっかり踏み潰したり、力が強すぎて握り潰したりする事故で大事なデグーを死なせてしまう事もあるようです。
デグーは病気にかかりにくいと考えられていますが、かわいさのあまりカロリーのあるおやつを与えすぎると糖尿病を発症しやすい動物です。
デグーは糖尿病になると数日のうちに白内障を発症します。
これもデグーの寿命を縮める要因になりますので注意してください。
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