デグーはかわいい容姿をもった動物です。また、とても懐きやすい温厚な動物でもあります。
そのためお子さんなどにも人気があり、家族で話し合って飼育を検討している方も多いのでは無いでしょうか。
でもデグーと言えども、もともと野生動物です。
デグーの嫌な事を行えば、デグー自身もストレスで傷つきますし、噛み付いたりして反撃してくるデグーもいます。
ここでは、デグーの飼育のために、デグーの嫌な事、怒る事について考えていきたいと思います。
驚かすのはいけない
デグーを驚かす行為はできるだけ避けましょう。
デグーは本来野生の本能を持っていますので、警戒するとパニックになる場合があります。
特にいきなり背後から近づいたり、背中を掴んだりしますと反射的に攻撃(噛み付く)子もいますので、小さなお子さんがいる場合には注意しましょう。
デグーの噛む力は相当強く、甘咬み程度でも怪我をします。
食事をしている時も神経質になっていますので、ケージ内に手を延ばすといった行為はよくありません。
穏やかなデグーの場合は、鳴き声でブーブー、ブキー、キッと怒りの抗議をします。
デグーの扱い方には特に注意してください。
デグーは敏捷で驚いたりすると飼い主の予想もしない行動や動きをします。
いきなり狭いところへ逃げ込もうとして身動きがとれなくなったり、飼い主さんが出してやろうとすると体を無理にねじってしまい骨折したり、尻尾などが簡単に切れてしまったりといったトラブルも多いのです。
飼い主さんがうっかり間違えて踏み潰したり、蹴飛ばしたりする事故もありますので注意してください。
デグーの爪は伸びすぎるとかなり強く鋭くなります。
デグーが飼い主さんの手に抱かれる場合でも、緊張して強く握られると怪我をしますので注意しましょう。
多頭飼育の注意
デグーは仲間同士でコミュニケーションを良好にとれる賢い動物です。
そのためひとつのケージに複数で飼育する事も可能ですが、相性というものがあるようで、嫌いな相手だと激しくケンカしたりします。
一般的にはオスとメスであれば仲が良く、オス同士で飼育すると激しいトラブルが発生する場合があります。
オスの場合は本気のケンカもありで、お互いに咬み合って怪我をする場合があります。
多頭飼育であっても、全体的に力関係が存在するので、弱い個体は最下位となりいつもイジメられて弱る場合がありますので、注意してください。
デグーの気持ちに注意
デグーはとても賢い動物です。
そのため飼い主さんとのコミュニケーションでは愛情が嫉妬に変わる場合にも怒りの感情が現れます。
一例をあげると、他のデグーの世話をしていると別のデグーが近寄ってきて手を齧られるといったトラブルです。
デグーが齧るという習性は怒りの表現だけでは無いという飼い主さんもいます。
興味のあるものをまず噛んでみるといったデグーもいます。
また、人間的なのでしょうか反抗期というのか、好きな相手への愛情表現ができなくてつい噛み付いてしまうといったデグーもいるようです。
この他にもデグーは気持ちを主張するために様々な抗議行動を起こすことが知られています。
細々とは書きませんが、賢いデグーのいろいろな自己主張には、飼い主さんも呆れてしまうようですね。
⇒デグーの臭い対策!消臭剤だけではダメな理由!
⇒デグー用品を探す