デグーはペットの中でも聡明な動物として人気があります。
とても賢く、フレンドリーな性格が魅力的。
ここでは、デグーの高いコミュニケーション能力について解説していきます。
また、実際にデグーを飼っている方が読み取った、デグーの鳴き声、仕草から伝える気持ちや感情表現なども紹介したいと思います。
デグーの高いコミュニケーション能力
野生動物の場合は、同じ種類の間であっても攻撃しあうので近づけられない動物も多い中、デグーの場合は仲間との折り合いも総じて良く、さらに気の合う個体同士はいつも行動を共にするといったユニークな面があります。
デグーのようなフレンドリーな動物の魅力は、コミュニケーションの取り方ひとつとっても不思議です。
それは鳴き声が多彩であるというだけでなく、鳴き声で自分の気持ちを表現したりできる点です。
特にデグーと同じ仲間のげっ歯類の中では、デグーほど賢く人に懐く動物は珍しく、個体にもよりますがデグーは特別と考えても良いでしょう。
デグーがこのような能力を持っている理由として考えられるのは、厳しい自然環境下で仲間とのコミュニケーション能力を発達させたからだと考えられています。
このため、言葉を使うのは人間だけでは無く、動物にも言葉があるという夢のような話も、デグーを見ていると夢ではないと感じますよね!
ちなみに、デグーは言語学の研究動物にもなっているようです。
デグーの言葉
飼い主もデグーとのお付き合いが長くなると、鼻歌のような声や、怒ったような声、甘えた声などで気持ちがわかるようになるといいます。
飼い主さんがデグーを飼育していて、デグーの言葉がわかった!という報告もありましたので、紹介します!
(人によって多少は感じ方が異なる事がありますので初めにお断りしておきます。)
・小鳥のようにピヨピヨと鳴く
デグー同士の会話でよく使われる鳴き方です。お互いの確認や意思の疎通を行う場合にピヨピヨと鳴き合います。
・「キッ」「キーッ」と鳴く
何かを強く主張したいときに使われます。さらに自分の主張が無視された場合にも、機嫌が悪い事をアピールするために使われます。
・ギーッっと鳴く
警戒しているときにこのように鳴くそうです。
・キーキーキー
発情したオスの声です。やるせないよーって感じでしょうか。
・ブギー
食事中に頻繁に出る声。ゲップとは違うようです。
・キューン、クウクウ
甘えたり、機嫌の良い時の声です。寂しい時には寂しそうにキューンと鳴きます。
・ピロロロロー
子供や飼い主を呼ぶ時の声です。
その他、他にもいろいろとあるようです。寝ぼけたり寝言をいうデグーもいるようです。
ボディーランゲージ
デグーは鳴き声だけではなく、体で気持ちを表現することにも長けています。以下に一例を挙げておきます。
・逆毛を立てる
デグーが警戒している時の状態です。飼い主に近寄っていって噛み付く場合もあります。
・しっぽフリフリ
メスがオスを気に入った時に見られます。その他何かに興味しんしんな時の状態です。
・おしりを見せる
おしりというより相手に背を向ける場合があり、一瞬困ったなという状態です。攻撃回避行動とも考えられます。
メスがオスに見せる場合は準備OKの意味があります。
・回転ジャンプ
身をよじりながらジャンプします。いろいろなパターンがありますが、楽しい時、遊んでいる時によく見られます。
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