デグーと仲良く暮らすためには、デグーにとって気持ちのよい飼育環境を整えてあげる必要があります。
清掃や、デグーの体のケアもマメにしてやることが飼い主さんの務めです。
ここでは、掃除の必要性と、デグーの体のケアについてお話ししています。
爪切りの際のポイントなども紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ケージの清掃
デクーの飼育の基本も他の飼育動物と同様、できるだけ清潔を保つのが常識です。
デグーの尿はそれほど臭いは強くないといっても、染みこんで古くなったらやはり異臭がでます。
敷草なども古くなるとカビが出たりしますし、ノミやダニ、シラミといった害虫が集まってくる原因にもなりかねません。
そのため、ケージの設備や資材は汚れ具合などとは関係なく、定期的に清掃・交換(水洗いできるものは洗浄)することを実行してください。
デグーは砂浴びで体の汚れを落としますから砂場の準備も必要です。
デグーのような小動物は人間よりも嗅覚は敏感です。
ケージの汚れや水の汚れといったものは、人間の目からみたら清潔そうに見える場合でも、かなりのストレスを与えてしまいます。
常時臭い部屋の中で生活しなくてはならない、カビ臭い寝床で休む、腐った水を飲まなくてはならない、油のまわったエサばかりというデグーの気持ちを察して、清潔にこころがける事がデグーの寿命を延ばすことになるのです。
ケージの敷草は新しいものに交換し、糞はいっしょに除去します。
エサ入れ、給水ボトル、ステージや回し車なども尿や唾液で汚れやすいので良く洗うようにします。
デグーのお手入れ
デグーは毛づくろいをお互いに行う習性がありますし、砂浴びで体の汚れをきれいにする事ができますので、一般の動物のように特にブラッシングなどは必要無いと考えて良いでしょう。
糞や唾液、エサのカスなどは体毛に付着して固まると厄介です。
体の中でいつも汚れている部分は毛が禿げたりしますので、ティッシュなどで丁寧に拭ってあげると良いでしょう。
水を使わない取れない時は、後は水分が残らないように十分に拭きとって体を乾かしてあげてください。
デグーはげっ歯類特有の歯の伸びすぎによる病気になる心配があります。
普通繊維質の豊富なエサを与え、齧り木などがあるとこういった事は起こりにくいのですが、伸びすぎた場合には、動物病院などで研磨してもらう必要があります。
デグーの爪も運動が不足した飼育環境では伸びすぎることがあります。
デグーの爪は大変鋭いので飼い主さんは怪我をする場合もあります。
そこで伸びすぎた爪の爪切りをする場合がありますが、爪には血管が通っているので十分に注意して行う必要があります。
デグーの体を保定する場合はタオルなどでデグーを包み、その上から手で抱きます。
直接手で持たないことがポイントです。
手で抱く時は尻尾にできるだけ注意して触らないようにします。
デグーの尻尾はとても弱く、強い力が加わらなくても抜けたり切れたりする場合があるからです。
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