一般的に知られている動物に比べ、まだまだマイナーであるデグー。
当然デグーが食べるものも何なのか、疑問に思う方も多いはず。
ここでは、デグーの食事について説明していきましょう。
一体何を主食とし、副食には何を与えるか、またその注意点なども紹介したいと思います。
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デグーの野菜
デグーは完全草食の動物です。完全草食なのでウサギやモルモット、チンチラのような食事をイメージするとわかりやすいでしょう。
しかしデグーの場合は、乾燥した気候の中でカロリーや水分の少ないイネ科の牧草が主食です。
牧草の中には栄養価の高いアルファルファーなどもありますが、こういったものは、常時与える事は控えた方が良いでしょう。
同様に一般の草食小動物に与えている野菜や果物、そして種子類は、デグーにとっては栄養価の高い特別なエサとなります。
こういったものを与える場合には、主食としてではなく、「おやつ」として少なめに与える方が良いでしょう。
デグーはどちらかというと、乾燥したパリパリのエサが好みのようです。(個体によっては生の草が好きな子も中にはいます)
そのため主食の牧草ペレットの他に副食としてドライキャベツなどの乾燥野菜を準備してあげると、喜んで食べます。
自家製で薄く切って網などで乾燥させて与える飼い主さんもいます。
野菜の場合は、人間用の野菜を用いる事ができます。
しかしジャガイモの芽や葉・茎、サトイモやホウレンソウ、ネギ類など、そしてアボガドなどは中毒成分が含まれていますので、与えてはいけません。
穀類は与えすぎに注意してください。リンゴなどの種子は毒になりますので取り除いてください。
さらに、味の濃い野菜(トマト、イチゴ、リンゴ、サツマイモ)などには糖分が多く含まれている場合もありますので注意しましょう。
糖尿病を防止するためカキドオシという野草を与えている方もいます。
野草といえば桑の葉なども好んで食べます。
デグーはビタミンCを体内で合成できないので、新鮮な野菜などから補給する必要があります。
ビタミンは空気中に置いておくとすぐに分解しますので、乾燥野菜もできたてのものを与え、古いものは与えない方が良いでしょう。
ニンジンなども乾燥させて与えると栄養価も十分にあるのですが、生のニンジン・ほうれん草・春菊・キャベツ・キュウリ・スイカの皮・バナナ・リンゴにはビタミンC酸化酵素が含まれているので与えない方が良いでしょう。
デグーの野菜の与え方
デグーの野菜はどちらかというとエサよりも嗜好性のある「おやつ」といった意味がありますので、デグーももらえると喜びます。
飼い主さんが「おやつ」をくれる時はデグーも幸せです。
この機会を利用してデグーを手乗りするように慣らしたりすることもできます。
声をかけながら「おやつ」をあげるとすぐに仲良くなれます。
デグーはあまりにも大好きなものや一度に食べきれないほどの大きさのものは、自分で別のところに隠してしまう事がよくあります。
このような隠したエサは後で隠れて食べたりするのが、デグーの楽しみなのですね。
デグーは散歩や遠征?探検が好きなのが普通ですが、よくお弁当を持参するデグーもいます。
お弁当も保存しておいたとっておきのものを持ちだしてくるのかもしれませんね。
野菜などのおやつは、隠しておいて「もっとちょーだい」とまた要求する場合もありますので、飼い主さんは与え過ぎないように注意しましょう。
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