回し車といえば、ハムスターやリスなどが浮かびますよね。
デグーにも回し車が必要だって知っていましたか?
ここでは、その必要性と、選ぶ際のポイントなどを紹介します。
回し車の必要性
デグーは本来大自然の中で元気よく活動している動物です。
岩場や草原を走り回ったり、仲間と追いかけあったり、時には天敵から逃げたり毎日が活動的です。
そのため飼育環境下では、運動不足になりやすいという心配があります。
デグーの運動不足やストレス解消のために、ケージの中に止まり木やステージ・トンネルといった立体的な移動の場を設ける必要もあるのですが、最も運動に効果的な設備は回し車です。
回し車は、ペットショップなどでもリス用、ハムスター用、さらにはウサギ用までいろいろな材質や大きさのものが販売されています。
デグー用として販売されていない事もありますので、他の動物用で代用も考えなくてはいけません。
デグーに最適な回し車
デグーにマッチした回し車はハムスター用よりも大きな金属製のものが適しています。
デグーは走るのが大好きなので、回し車を入れてやると喜んで回します。回し方も半端ではないのでプラスチック製でなく金属製、それも頑丈なものを何故オススメするのかご理解いただけると思います。
また、プラスチック製ではデグーが齧るのですぐに壊れてしまいます。デグーは何でも歯で齧るので、ケージの金属の網などもピカピカになってしまうぐらいです。
回し車は、デグーの体の大きさからしてサイレントホイール21またはBIGが良いでしょう。サイレントホイール21~25が2,000円弱程度でBIGであれば4,000円弱で販売されています。
回し車 選び方のポイント
回し車を設置するとデグーは楽しんでくれますが、回し車の構造などにって騒音が出る場合があります。
デグーが遊ぶ度にガタガタと気になる場合もありますので、大きめのホイールのものでゆったり回せるもの(ホイール径30cm以上)がオススメです。
直径20センチくらいの回し車ではデグーの体があたって皮膚を傷つける心配もあります。
ホイールの支持棒も中心に支点があるものは音がうるさいのが普通です。
ホイールの安定からしても3点以上の支持を持ち、ベアリングなどで音の静かなものが良いでしょう。
回し車とデグー
また、このホイールは設置するとデグーのお気に入りの場所になり、中で寝てしまったり、尿で汚れやすくなります。
掃除やメンテナンスもしやすいもの(構造が簡単でシンプル)を選ぶようにしましょう。
また、ベアリングは動物用の回し車専用のオイルがありますのでお忘れなく。
自転車など一般機械用は有害な場合があります。
デグーは、この回し車の利用で不思議な事があります。
回し車をケージの中にいろいろと工夫して設置してあげると喜んで良く利用するのですが、ケージの外に置いてやると全く使わなくなるのです。
何故なのでしょうか。
本当の理由はデグーに聞いて見なくてはなりませんが、しっかり自分の生活環境の違いを認識しているのかも知れませんね。
⇒デグーの臭い対策!消臭剤だけではダメな理由!
⇒デグー用品を探す