とても愛らしく、可愛らしい見た目のデグー。
リスのような、ネズミのような姿をしていますが、見分け方を知っていますか?
ここではその見分け方を紹介しています。
また、デグーの学名や種類などについても下記にまとめてみました。
デグーの学名と種類
デグーはアンデス地方原産のげっ歯目・テンジクネズミ亜目・デグー科・デグー属に分類される学名「Octodon degus」です。
日本名はデグーと呼びますが、学名のdegusをそのまま発音しただけですね。
デグーについては調べてみると、デグーという名前でいくつかの種類があるようです。
「学名:Octodon degus」(和名:デグー)
「学名:Octodon bridgesi」(和名:チリデグー)
「学名:Octodon lunatus」(和名:ペルーデグー)
学名に「Octodon」とあるのはデグー属を表します。
ところが、デグーと呼ばれる種類の中にはフサオデグーと呼ばれる種類があり、学名では「Octodontomys gliroides」とされており、デグー属ではないデグーです。
さらにフサオデグーが私達がペットとして飼育するデグーだという説が、アメリカのデグー飼育本に掲載されているというのですが、混乱しますね。
デグーは分類学上チリデグー、ペルーデグー、フサオデグーという種類があるが、ペットとしてフサオデグーが一般的、しかもフサオデグーは厳密にはデグー属には入らないデグーです。
その上、デグーという和名も少し混乱しています。
例えばブルーデグーと呼ばれる種類があったり、ブルーに対してノーマルデグーと呼ばれる普通種もあるようですし、デグー・マウスと呼んで販売しているところもあります。
チリ産のデグーがあったり、ペルー産といわれたりして、産地によって色や性質が異なるといった場合もあるといいますから、本当のデグーは何処に?という疑問も当然出てきそうですね。
しかし、専門的な分類は分子遺伝学などの発達でこれからどんどん変わって行くとおもいますので、それほど種類にこだわる必要も無いでしょう。
ブリーダーによる野生種との交雑などもあるでしょうし、野生個体が捕獲されて販売される事も可能性としてはあります。
デグーはテンジクネズミの仲間と考えておけば、飼育には十分です。
デグーの種類はあるが、飼育されるものはフサオデグーと考えられるのであれば、チリ産、ペルー産のフサオデグーというところでしょうか。
デグーの毛色
一般にデグーの種類としてわかるのは、その毛色の違いです。
ノーマルといわれるデグーは、アグチーカラーでしたが、最近はブルーと言われる灰色っぽい褐色のデグーも見られるようになりました。
毛色は個体によって微妙に違うので、デグーの種類とは関係無いとも考えられます。
産地によって遺伝的な偏りなどはあっても、交雑できるのであれば同じデグーと考えて良いでしょう。
ブルーデグーの場合は毛色がノーマルと明確に違うことから、突然変異という可能性もあります。
また、突然変異であればハツカネズミのように白いデグーも出現する可能性もあります。
ブリーダーがそういった毛色を交配して増やして行く可能性もありますが、近親交配によって遺伝病などの心配もでてくるかもしれません。
ブルーデグーの場合にもノーマルに比べて体の小さめの個体が多いとか、難産の傾向があるとか言われています。
デグーを見分けるために
初めてデグーを見る方もいると思いますが、デグーの明確な特徴を知っておくと良いでしょう。
デグーの体は切歯が4本・臼歯が16本。歯の色はオレンジ色をしています。
普通やわらかな茶色の毛色です。お腹のあたりは薄い茶色です。
眼は真っ黒に見えますが良く見ると瞳孔は猫のように縦長です。長い眉毛が数本、上まぶたにはびっしり黒いまつ毛があります。
尻尾は10~16センチ以上もあり、長くて切れやすいため短い個体もいます。
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