とってもかわいいデグーの赤ちゃん。
デグーは、幼いうちから1匹で育てると飼い主を信頼して本当によく懐きます。
しかし、離乳が終わっていないベビーは基本的に人工授乳は難しく、母親から離すとうまく成長しません。
一般に離乳は生後1~2ヶ月程度と考えて良く、販売されているものは離乳が終わったものです
ここでは、そんなベビーデグーのお世話の仕方を紹介しています。
ベビーデグーの環境
デグーのベビーは生後3ヶ月程度までは大人と同じような食生活ができません。
母親の役目は乳を与えるだけでなく、一緒に寝起きをしてベビーの体温の維持や体の汚れなどのケアもおこなっていますので、必ず親といっしょに管理します。
デグーのベビーも成長して2ヶ月を過ぎる頃になりますと、親の真似をして牧草や水を摂ることを学習します。
そして親と同じような食生活ができるようになってから親から離すことができるようになります。
デグーのベビーは体温管理がデリケートなので快適な温度は20~24℃。低湿度で40%前後を必ず維持します
人間にはそれほど気にならない低温や高温はベビーデグーにとって命取りになる場合もありますので、飼い主さんは十分注意をしてください。
ベビーは体重14g前後の小さな体で自分で体温管理する事に慣れていません。
そのため、いきなり普通のケージに入れるより、保温性のいい水槽ケージやプラスチックケージで飼育する方法をとります。
ある程度成長するまでは、高さと奥行きのある金属製のケージには入れなくても大丈夫です。
また、体が小さくて狭い隙間に入り込んでしまい自分で出てこれない場合も考えられますので、あまりいろいろなものを置かず、体を保温できる巣箱を中心に世話を考えると良いでしょう。
少し慣れてきてからケージ内には巣箱や止まり木、かじり木などを入れてあげると良いでしょう。
小さくても成長とともに活発さも増してきますので、運動不足を防ぐ回し車なども設置して上げると喜んで遊びます。
ベビーデグーの食事
デグーはビタミン類(特にビタミンC)の合成が出来ないので他から十分に補給する必要があります。
特にベビーの場合はビタミンCの補給は大切で、飲水の中に添加したりビタミン強化フードを与えると成績が良いようです。
これは普通の牧草でも新鮮なものには多く含まれていますが、消化吸収力が発達途上の幼いベビーでは十分にビタミン類を吸収しにくいからであるとも考えられます。
一般的な大人のフードはそのままベビーに与えても良いですが、甘いものや乾燥野菜などデグーの大好きなおやつを与えると将来的に嗜好の偏った栄養障害を起こすので、できだけ粗食でカロリーの少ないエサに馴らすようにすると良いでしょう。
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