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デグーの飼い方~初心者の飼育法~

デグーの繁殖とお産のながれ

ペットを飼っていれば、その子の子孫を増やし、飼育してみるのも醍醐味の一つ。

ここでは、デグーの繁殖についての流れや、注意点などをまとめてみました。

デグーの繁殖は専門家でなくても、成熟したオスとメスを同じケージで飼育すると可能です。

ただし、命あるものを増やすという事は飼い主の責任もそれだけ増えるという事
将来的な問題を考えずに、安易に繁殖させるのは避けましょう。

また、テグ―の出産によるリスクも、考慮してあげる事が大切です。
繁殖におけるリスクの詳細も下記ではお伝えしていますので、参考にしてくださいね。

デグーの繁殖の流れ

メスは生後平均6ヶ月(4.5~20ヶ月)で性成熟を迎え、その後繁殖能力は、4年から4年半で衰えます。

デグーは自然環境下では年1回のお産が可能と考えられていますが、飼育の場合、発情期といったものはありません。
そのため飼育下では年3~4回も可能という例があります。

オスとメスを同じ場所で飼育すると自然に交尾が行われます。
メスは妊娠すると、およそ90日ほどで出産します。

出産は3~6匹くらいを、およそ3時間くらいかけて1匹ずつ産み落とします。

繁殖の留意点

オスとメスの見分け方は、肛門と生殖器の距離で判断しますが、ベビーですと難しい場合があります。

特定のデグーを交雑させたい場合は二匹のペアで管理します。

ブルーデグーの場合は、ブリーダによる近親交配の可能性が指摘されており、繁殖困難、小型化、死産・流産の傾向が高いとされています。

出産を迎える母親は栄養管理も特別に注意します。

実験動物による研究では出産前後のデグーや3ヶ月齢までの成長期のデグーへは高栄養飼料を与えた方が、生存率が良くなり、次期出産間隔も短くなるという報告があります。

出産を迎えるメスやベビーには栄養補給としてヤギミルク・ビタミンサプリメントなどを与える例があります。

何らかの理由で産後の経過が悪い(死産・流産)場合には母親の健康も損なわれやすくなります。

一般に出産失敗した例では母親の体重減少、貧血症状が認められ、全体的に体力の消耗が見られます。
回復が思わしく無い場合は死亡する場合もあります。

デグーの出産による体力消耗やリスクを考慮して、あまり繁殖の必要性が無い場合にはオスとメスは別のケージに入れて飼育した方が良いでしょう。

出産後・育児

デグーは出産直前になると、オスとメスで仲良く巣作りを始めます。
巣材は、新聞紙などを破いて作ったり、チモシーなどを用いたりします。

巣作りを始めると巣材を探して飼い主さんのところにやってくるデグーもいます。

デグーは集団で子育てをする習性が知られており、夫婦で協力して巣作り・子育てをするので、特にオスを離したりする必要はありません。

但し、出産直後の母親のストレスによるパニックなどに備え、父親は2~3日別にした方が安全です。

オスは出産直後から交尾をはじめようとする例も見られますので、母親の安全からみても、落ち着くまで離す方が良いでしょう。

デグーのベビーは約1ヶ月は母乳で過ごします。
授乳期間中は母親と離してはいけません。

ベビーは完全離乳まで2~3ヶ月必要です。
里子に出す場合も完全な離乳を確認してからにします。

ベビーは生後3~4週間ほどで、親の真似をして水やエサの採り方を学習するようになります。


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