ここでは、デグーの体の清潔保持についてお話ししていきます。
我々人間にも言えることですが、体を清潔に保つには、お風呂が有効的ですよね。
デグーのお風呂といっても、デグーを水で洗う事はやってはいけません。
デグーの体に水分が付着し、湿ってしまうと逆に体温調節などがうまくいかなくなり、体調をこわす心配があります。
では、水で洗わないお風呂とは、一体どのような事なのでしょうか。
下記で紹介していきましょう。
お風呂の必要性はある?
デグーは完全草食性の動物であるためか、排泄物は雑食性の小動物に比べて強い臭いがありません。
そのうえ、デグーは汗腺を持っていないので、発汗して汗を出し、体臭が強くなってしまう事もありません。
しかしケージ内で飼育していると、どうしても体は排泄物や唾液などで汚れてきます。
そこでデグーの体もお風呂が必要となるのです。
デグーのクリーニング
デグーは自分の体を清潔に保つために、故郷ではどういった事をやっていたのでしょうか。
まずデグーの習性を思い出していただきたいのですが、デグーは集団で生活ができる社会性豊かな動物でした。
そのため寝るのも寄り添って、食事もいっしょにやっています。
そして仲間同士で毛づくろいを行うことも知られています。
この毛づくろいは、飼育下でも複数飼いなどでは良く観察される習性で、お互いの体の清潔を保っていると考えられます。
また、デグーは砂浴びの習性があります。
砂浴びは水の少ない乾燥地帯に住む動物によく見られる行動で、体毛に付着した汚れや皮脂を砂でクリーニングする目的があると考えられています。
飼育しているデグーに砂場を与えるとよろこんでコロコロと転げまわり砂浴びを楽しんでくれます。
砂浴びの留意点
デグーの砂浴びの砂は細かいものが適しています。
これはデグーの毛並みが繊細なので、細かい砂の方が隅々まで届くからと考えて良いでしょう。
デグー用の砂浴び砂というのは、なかなか簡単に手に入りそうに無いこともありますが、小動物などのペット専門店でチンチラ用の砂がありますので、デグーにももってこいです。
細かい砂で砂浴びをするとデグーはふんわりふかふかになります。
砂浴びはケージ内に砂場をつくってあげても良いですが、ケージ内では、砂はすぐに汚れてまわりに飛び散ってしまいます。
そこで砂浴び用の別の容器を準備し、定期的にデグーを入れてその容器の中で砂浴びされるといった方法があります。
タッパなどのように蓋を閉じておくと砂が飛び散る心配もありません。ただしデグーが窒息したりしないよう小さな穴を開けておくようにします。
また、砂はできるだけ新しいものを使う事を心がけてください。
何度も使い回しをするとデグーの尿などで臭くなったり害虫が発生して汚染されます。
デグーの砂は細かいので、汚れた砂は目や気管の粘膜を損なう場合もあるからです。
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